まずはお気軽にお問い合わせください
日頃の生活で使用している襖、月日がたつにつれてこんなふうに劣化してきます。
引き手の汚れ
いつのまにかシミがついている
他にも破れたりすり切れたり
こんな状況になりましたら襖紙の張替えが必要になります。
これまでに文化財、神社・仏閣・の所蔵品、個人でお持ちの貴重なコレクションなど数多くの作品を修復してきました。襖だけなく屏風や掛け軸の修繕も実績多数。昔ながらの伝統的な技法であらゆる作品をおまかせいただけます。
皆さんが日頃の暮らしで使用している襖、生活の中でしだいに汚れや損傷が生じ張替えが必要になってきます。
私たち表具屋がどのように張替えているか、ご紹介いたします。
張替えの見本となる襖戸です。下地は新潟県内で一般的に使用されているベニヤ板下地です。(地方によっては骨組みの下地の場合もあり、施工方法がことなります)
専用の道具を使い引き手をはずします。通常は釘で打ち付けられています。簡単に外れない場合はスクレーパーなどを用いて隙間から起こしていきます。
紙をカットして剥がしていきます。下地の板まで傷つけないよう慎重に切り込みを入れます。
糊代部分は紙が残りますのでカッターナイフなどである程度そぎ落とし、さらに霧吹きや水を含ませた刷毛で残った紙を濡らします。ご覧のように襖紙は下地ベニヤ板全面に糊付けされているわけでなく、周囲にだけ糊付けして張り込まれています。
紙が十分に水分を含んだことを確認し、スクレーパーなどで掻き落としていきます。
下地ベニヤ板が完全に乾いたあと、次の作業にすすみます。
襖紙を張る前に、下張り紙を張込みます。これは大切な作業です。この作業は省略も可能ですが省略した場合、後日汚れやシミが生ずる原因となります。 お客様のご予算の都合でこの作業を省略することもありますが、お勧めしておりません。ご理解をお願いします。
襖紙を張込みます。下張りと接着する部分は糊を水状に溶いて裏面にまんべんなく塗布していきます。下地ベニヤ板と接着する部分は木工用ボンドも混ぜた接着力の強い糊を使用します。
柔らかい刷毛などで襖紙表面の全体を下張りと馴染ませるように撫でつけます。襖紙を張付け面より少し大きく裁断されているので、余った箇所はカッターナイフで切り取ります。
襖紙が乾いたあと引き手を取り付けて完成となります。
張替えに使用する紙や襖の大きさや形状により金額はそれぞれ変わりますが当店でお客様にお勧めしている金額は以下の通りです。(襖の大きさは幅70~90cm×高さ140~180cmを目安とします) 施工完了までの標準的な納期2日~5日程度です。(枚数・施工難易度により変わります)
施工完了までの標準的な納期2日~5日
襖の寸法や形状により金額が変わる場合もございますのであらかじめお問合せをください。
襖紙について、お客様のご予算にあわせて高級品から低価格の商品までご用意できます。
下地の修繕や建て付けの調整が必要な場合、別途料金が発生します。
オンライン相談が
可能です
スマートフォンをお持ちでしたらすぐに状態を確認しつつ、概算お見積りを提示できます。
使い方からご案内しますので、初めての方や、遠方の方でもお気軽にお問い合わせください。
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